理  念

わたしたちは、障がいのある人一人ひとりに

寄り添いながら、輝く暮らしの実現を目指します。

 障がいのある人たちが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる取組みがこれまでも様々に行われてきましたが、まだ十分とはいえません。いまだに年老いた親が障がいのある子を見続けるている、いわゆる「老障介護」が多くみられています。その親が病などで倒れ、家で暮らし続けることができなくなり、障がい当事者の気持ちを抜きに入所施設に入らざるを得ない人もいます。その入所施設も空きがほとんどなく、「待機者」として待ち続けている方、短期入所などで転々としている方もおり、障がいのある人たちが「どこで」「誰と」暮らすのかを選択できるとはなかなかいえない現実があります。

 障がいのある人たちが暮らす場の選択肢としては「家族と暮らす」「グループホームで暮らす」「一人で暮らす」などが考えられます。私たちはその中の「グループホーム」の運営を安定して行うために2010年4月より「磯子生活サポートセンターはあとっこ運営委員会」を設立し、横浜市独自のグループホーム制度で運営をおこなっておりました。

しかし、横浜市独自のグループホーム制度の運営費では十分とはいえず、障害者総合支援法の共同生活援助制度を選択することにしました。そのためには運営形態を任意団体である運営委員会から法人格へ変更する必要がありましたが、独自で行うのは難しいと判断し、2014年11月1日より「NPO法人新」がグループホーム運営を行うこととなり、「磯子生活サポートセンターはあとっこ運営委員会」は解散をしました。

 2年半が経ち、グループホームを一つ増やすこともできましたが、まだ磯子区・中区の障がいのある人たちの暮らしの希望に沿いきれていません。また、NPO法人新の中でグループホーム運営を行うことの難しさもありました。

そこでNPO法人はあとを新しく立ち上げグループホーム運営を再び独自に行っていきたいと考えました。また障がいのある人の選択肢を広げる取り組みとして「家族と暮らす」「一人で暮らす」障がいのある人に必要な支援を行うため、新しい事業として居宅介護事業を立ち上げたいと思います。磯子区・中区の障がいのある人たちの「家族と暮らす」「グループホームで暮らす」「一人で暮らす」を支える活動を行っていきます。

2017年12月28日

NPO法人はあと